口角を上げると良いことがいっぱい。
二重あごの防止になったり、フェイスラインがきれいになったり。
口角を上げるエクササイズをすると口元の表情が明るくなりますよね。
素敵な笑顔を目指して、口角を上げるトレーニングをしていたらなんだか痛い...
過酷なトレーニングに痛いのはつきもの??
いえいえそうとは限りません。
口角を上げる時に出る痛みについて、どんなことが考えられるのかを調べてみました。
口角を上げた時に痛い。口角に痛みが出る原因
口角を上げると痛い原因はいくつか考えられますが、もちろんトレーニングをしたことにより普段あまり使わない、口の筋肉や表情筋がこわばっているだけなら心配無用!!
口の端に出来物が出てきていませんか??
口の端の出来物は、表面に見えていなくても出来始めは痛い場合があります。
水泡の様なものがあれば 口唇ヘルペスです。ヘルペスウイルスの感染が原因で起こります。
口唇ヘルペスが悪化した場合、普段から痛みを伴い、体のだるさ、発熱など風邪の初期症状に似た状態になってしまいます。
口唇ヘルペスは、免疫力が低下した時に発症しやすいので、ストレスや体調不良から発症するともいわれています。ウイルス性の疾患なので、タオルなど直接触れたものの使いまわしは避けましょう。患部を触らず、清潔に保つことがヘルペスを早く治すコツですよ。
口の周りにある出来物が、赤く腫れていたり、ヒビや爛れ(タダレ)があれば、口角炎です。
口角炎は、皮膚に常在している真菌の一種が感染しておこります。
ビタミンBが不足している時にもかかりやすいので、レバーや青魚、緑黄色野菜、魚介類などを多めに取るように食生活にも気を付けてみては??
出来物に効果があるという市販薬もありますが、悪化しそう、悪化してしまったという場合は、早めに病院へ行きましょう。
もちろん皮膚科で診察してもらえます。
口の周りに出来物の痕跡がない場合、もしかしたら親知らずが生えているかも??
特に力を入れて口角を上げると頬粘膜が親知らずに強くぶつかり、口の奥の方が痛くなる場合があります。
普段痛みを感じないのなら大丈夫ですが、もし痛みを感じている時間が長くなったり、強い痛みになる様であれば歯科に相談してみましょう。
親知らずは放置してもいい?
ところで、親知らずはそのまま放置しておいても良いのでしょうか?
放置する人と、さっさと親知らずを抜いてしまう人と意見が分かれますよね。
近年の日本人のあごの成長は昔に比べて劣っていてアゴの骨が小さい人が増加しているようです。
アゴの骨が小さく、口の幅が狭いのに歯の大きさは変わらない為、親知らずの生えるスペースが減り、傾いて生えたり、全部生えきれずに歯茎がかぶっていたり、生えきれずにアゴの骨の中に埋まったままになっていることが多いようです。
歯科医師の考え方によっても、抜くのが良いのか悪いのか意見が違うので、かかりつけの歯科で相談して納得の行く様にした方が良いでしょう。
上記に該当しないなら、その痛みはアゴが原因かも??
口角を上げると痛いのは、出来物でも親知らずでもない!!
と言う人は、もしかしたらアゴが痛いのかもしれません...
アゴ関節症(顎関節症)は、アゴの酷使でもかかります。
他に考えられる原因としては、歯ぎしり、上下の歯のかみ合わせが悪い、入れ歯や歯にかぶせたものが合っていない。
頬づえ、うつぶせ寝、猫背などの姿勢が悪い。
何かに熱中したり、緊張して歯を強く食いしばるなども考えられます。
一時的なものであれば心配ありません。
生活習慣の改善で治ってしまいます。
ただ、ひどくなると、口が開けにくくなったり、アゴ関節で音がする様になります。
進行すると、頭痛、首・肩・背中の痛み、腰痛、肩こりなど全身に及ぶ痛みがおきたり、めまい、目の疲れ、鼻のつまり、歯の痛みなどいろんな場所に影響が出ることもあるようです。
気になりだしたら歯科や口腔外科で相談してみましょう。