
私自身30代を過ぎたあたりから、
トイレに行ったのに眠る前にまたトイレに行きたくなって寝れない...
強い尿意で頻繁に目覚めてしまう...
車の運転中にトイレに行きたくなるので不安で遠出出来ない...
そんな感じの『残尿感』や『尿意』に困っていました。
残尿感というのはトイレに行ったのにまだ尿が残っているような感じです。
単純に年齢のせいかな?とも思いますが、調べてみると老化以外にも生活習慣やストレス・病気が原因だったりするんです!
もしかしたらその『残尿感や尿意は危険』かもしれません...
この記事では残尿感の解消法を始め、原因や病気についてまとめています!
睡眠を妨げるツラい残尿感の解消法
ひと口に残尿感と言っても、実際に尿が残っていることもあるし残っていないこともあります。
基本的にこの残尿感は『膀胱が硬く柔軟性が欠如』すると感じやすくなります。
ここに「年をとったせいいわゆる老化の兆し」と言われる理由があるんです。
軽度な残尿感であれば、下腹部を温めることで解消できます!
温めても一向に残尿感が解消されない場合は、膀胱になんらかのトラブルを抱えていると思われます。
膀胱の柔軟性が失われた6つの原因
私自身が消えない残尿感を解消する為、近所の泌尿器科で受診し医者に言われたことです。
本来膀胱自体は、風船のように膨らむことで尿を溜め、排出時に膀胱を萎ませることで勢いよく尿が出る仕組みになっているそうです。
その為、膀胱には常時血液が流れており血流が滞ることで徐々に硬くなる。とのことでした。
そして膀胱の血流が滞ってしまう原因はいくつかあります。
肥満によって膀胱が圧迫されている
皮下脂肪や内臓脂肪が溜まってしまうと、膀胱が膨らむスペースを狭くしてしまいます。その為、ほんの少し尿が溜まるだけで尿意を感じるんです...
運動不足によって血流が低下
肥満につながることですが、運動不足の生活が続くと心肺機能が低下し体全体に送られる血流そもそもが少なくなります。膀胱は心臓からもっとも離れている臓器の為、血流減少の影響を受けやすい臓器なんです...
ストレスで自律神経が乱れている
ストレスは万病の元と言われるほど、カラダに様々な悪影響を及ぼし尿意等を管理している自律神経が乱れると必然的に頻尿や残尿感を感じます。
膀胱がなんらかの理由で炎症している
デスクワークなどで座ったり前かがみの姿勢が長く続くことで、膀胱に負荷がかかり炎症することがあります。
コーヒーなどカフェインの過剰摂取
コーヒーや緑茶、エナジードリンクにはカフェインが入っています。これらカフェインは利尿作用があり、尿を出してもすぐに溜まってしまいます。
膀胱に関連する病気が発症している
男性女性で病気が違いますが、残尿感や頻尿が自覚症状の病は多数あるようです。
残尿感や頻尿につながる男女別の病気
一口に残尿感と言っても、女性男性で疑われる病気が違います。
痛みのありなしや残尿感と併せて頻尿であったりストレスが残尿感になる場合もあるようです。
それぞれをまとめましたのであなたに該当する症状等、残尿感の内容を確認してください。
女性の残尿感と頻尿で疑われる2つの病気
膀胱炎
膀胱炎は男性もなりますが、かかる割合は圧倒的に女性の方が多いのです。これは男性に比べて、女性の尿道は短いため膀胱内に細菌が入りやすいからです。もともと膀胱内には少量の菌が存在しますが、疲労やストレスで体力が落ちると細菌に感染、増殖するのが原因で膀胱炎となります。また、トイレを我慢したりトイレの回数を減らそうと水分摂取を我慢するのも膀胱内の菌を増殖させて、膀胱炎になりやすくなります。主な膀胱炎の治療は、病院で抗生物質を処方してもらいます。
骨盤性器脱
これは女性のみがかかる病気です。更年期以降の女性に多くみられる病気で、お産を経験した女性の約半数が何らかの形で骨盤性器脱になるともいわれています。正直、聞きなれない病名ですがお産や加齢によって臓器が下がってくるのが原因です。膀胱が下がってくると、頻尿、尿失禁、排せつ困難の症状が現れます。直腸が下がってくると、便秘、排便困難の症状が現れます。子宮が下がってくると、陰部に何か物があるような違和感、重苦しい感じがあります。どれも女性にありがちな症状です。が、重症化すると手術が必要になります。筋力を鍛えることで症状が改善されることがあるので、病院に相談して、自分のカラダの状態を把握することから始めましょう。
男性の残尿感と頻尿で疑われる2つの病気
前立腺肥大症
これは男性のみがかかる病気です。50歳で30%、60歳で60%、70歳で80%、80歳で90%にみられます。中高年になって、ホルモンの変化が起こることにより前立腺が肥大することが原因のようです。前立腺肥大症の症状として、残尿感、頻尿、尿が途中で途切れたり、勢いが弱い、力まないと出ないなどがあります。多くの人がかかるだけあって、市販でも薬やサプリメントが多数出回っています。しかし、この病気は長期的な治療が必要になることが多いのでまずは病院で相談してみるのが良いでしょう。
前立腺炎
これも男性のみがかかる病気ですが、こちらは20~30代の男性がかかりやすい病気。尿道から細菌が前立腺内に入り増殖して炎症を起こすのが原因です。もともと前立腺には細菌への抵抗力がありますが疲労やストレスで体力が落ちると細菌に感染、増殖し前立腺炎となります。抗生物質での治療となりますので、病院で相談しましょう。
泌尿器科受診を決断する目安
基本的には痛みや血尿などカラダからのシグナルを感じている場合には、なんらかの病である可能性があります。
『下腹部の痛み』『血尿』がある場合には、早急に泌尿器科へ行きましょう!
ちなみに残尿感や頻尿だけの場合、生活習慣病の危険もあるので安心しちゃいけません。あくまでも、それ以外の自覚症状があるかどうかが泌尿器科受診の目安としてとらえてください。
泌尿器科を実際に受診してみた感想
泌尿器科ってなんだか行きたくないイメージがありませんか?
私自身
年寄りくさくて嫌だな...とか
下半身さらけ出すのか...とか
なんか恥ずかしいと思っていました。
でも残尿感や頻尿で実際に受診してみたらそんなことはありませんでした!
最初に尿検査をして、その後に問診。
症状を伝えて、下腹部のエコーを見て終了でした。
ノコギリヤシのサプリが効くかどうかを担当医に尋ねましたが、
『医師として効果はない。効果があるなら薬として処方できる認可が下りますから』とのことでした。笑
薬は『尿の量を減らす薬』と『膀胱を柔らかくする薬』の二種類が処方され、それを飲んでいたら治りました♪
不安であればやっぱりお医者さんに診てもらうのがイチバンだと思いますよ!
残尿感の解消法。寝れない尿意と頻尿の原因のまとめ
いかがでしたでしょうか?
残尿感や頻尿感を感じていると、睡眠不足とか仕事効率低下など色々と不具合が出てきますよね...
基本的には生活習慣やストレスが元となっている場合が多いですが、病の危険性も潜んでいます。
まずは、生活習慣改善や下腹部を温める、下着サイズを大きくしてみるなど手頃な対策で様子を見てみましょう。
それでも改善しなければ、泌尿器科に相談すれば残尿感や頻尿は解消するはずです。
痛みなど残尿感、頻尿以外の症状があるなら、病気の可能性は極めて高いです。
治療期間も長引いてしまうので、早めに受診することをおススメします!