断乳と卒乳。
一般的には、お母さんの都合でやめるのが断乳で、子供がもういらないと、自分からやめるのが卒乳と区別されますが、なかなか言葉では割り切れませんよね。
断乳も含めて、母乳をやめることを卒乳と呼ぶ人も多くなっています。
赤ちゃんがお母さんのおっぱいから離れて1歩前へ大きく成長する時。
卒業には涙はつきもの。
卒乳も、赤ちゃんも、お母さんも大泣きしなければならないのでしょうか?
お母さんのからだのケアについても調べてみました。
卒乳に適した時期
10か月から1歳半になる頃には、離乳食の回数も増えていき、栄養補給の方法は、飲むことから食べる事に移って行きます。
そうなれば、母乳をやめても大丈夫。
もう一つ、気になる時期は“気もち”ですよね。
どちらかと言うと、こちらの方が大事かもしれません。
赤ちゃんにとって、お母さんのおっぱいは、精神的にとても安心できるものです。
それを取り上げてもいいのか?と言う疑問がお母さんの悩みですね。
でも、母乳をやめてもお母さんのだっこは、子供を安心させることができます。
他の方法でもスキンシップできるからと納得した時がお母さんの卒乳に適した時期かもしれませんね。
卒乳後のおっぱいセルフケアの方法
母乳をあげるのをやめたからといって、分泌が急に止まるわけではありません。
ほうっておくとしこりになってしまうので、セルフケアが必要です。
乳房全体を手のひらで包むようにして、外側から内側に搾ります。
これをおにぎり搾りといいますが、乳輪を刺激すると分泌を促進するので要注意です。
搾る回数を2日おき、1週間、2週間とだんだん減らしていきます。
そのうちに分泌はとまります。
妊婦さんや産後のケアとして、ハーブティーが人気です。
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卒乳後のおっぱいのケアをしないと...
母乳もそんなに出ていなかったからといって、ケアをしなければ、古い母乳が乳腺にたまり、しこりになります。
また、きちんとケアをして、乳腺を空にしておくと、次のお産の時に初乳が出やすくなります。
しこりが出来てしまったら早めに、出産した病院や助産院、母乳相談などに問い合わせておっぱいクリーニングや、マッサージを受けましょう。
応急処置は、冷やすことです。
また、ケアをしていてもしこりになりやすいタイプの人もいるようです。
乳腺の細い人、高プロラクチン血症の人、コレステロールの高い人、欧米の食生活気味の人、ストレスをためやすい人などは、しこりができやすい傾向にあります。
しこりが出来る前からマッサージに通っておいた方が良いかもしれませんね。
先輩ママさん達の卒乳体験談
Aさん:3歳で卒乳 専業主婦、1人目の子供です。
卒乳の時期が遅かったのですが、つらかったのは、姑さんや一部の友達から、早く断乳する様何度も勧められたことです。
断乳、卒乳の時期について、色々な意見があることは知っていますが、断乳するのではなく、子供がいらないと言うまで母乳をあげてもいいという情報もあります。
離乳食を始めてからは、母乳をあげる回数も減って行きましたが、子供が欲しがり、スキンシップを続けたいと思い、母乳を続けました。
助けられたのは、主人が、私の好きなようにしたらいいと応援してくれたことです。
卒乳は、3歳のたんじょうびです。
少し前から、お誕生日でおっぱいバイバイねと話していたので、すんなり卒乳できました。
長い子育てのほんの一瞬の母乳の時期を大切にしたいと思っていたので、満足しています。
でも、もし主人が賛成してくれなかったら、まわりの意見に押されて、もっと早くやめていたかもしれません。
なので、主人にもとても感謝しています。
https://youtu.be/4QPGo4IR0Ig
卒乳のうたです。替え歌も作りやすそうですよ。
子供と一緒に歌えそうですね。
Bさん:6か月で卒乳 専業主婦、2人目の子供です。
1人目は、次の子を早く欲しかったので1歳で断乳しました。
断乳するまでたくさん出ていました。
2人目は、子供がアトピーで、食べ物にアレルギーがあり、母乳に影響するからと私も食事制限をしていたら、とうとう出なくなってしまいました。
乳製品がだめだったので、早い段階から大豆のミルクを飲んでいて、栄養的には問題なかったのですが、やはり母乳をあげたい気持ちがあり、6か月で卒乳は、ちょっと寂しかったですね。
でも、1人目よりも夜もよく寝て、ミルクをあげるのはパパでもできるので、ミルクの赤ちゃんも良いものだな、なんて思うこともありました。