入梅する頃になると、スーパーや八百屋さんに梅が並ぶようになりますね。
梅干、今年は挑戦してみようかなぁでも難しいかなぁ道具もないし...と、思っている方!!
そんなことないですよ~
実は梅干しはジップロックやおうちにあるもので簡単に作れちゃいます!!!
ぜひチャレンジしてみてください!
ジップロックで簡単!梅干作り
まず、梅は完熟のものを選んでくださいね。
青梅しか売っていなかった場合は、そのまま2、3日置いておくと熟して黄色くなってきますので、黄色くなってから使いましょう。
詳しい作り方は、前回の記事 シソなし小梅干土用干しの漬け方 に書きましたのでそちらをご覧いただくとして、梅干の作り方を簡単におさらいしてみましょう。
2.ジップロックに梅を全部入れて、焼酎をひと垂らしして馴染ませて消毒する。
3.塩を入れてよく混ぜる
4.ジップロックの空気を抜いて重石をする。
5.梅酢が上がってきて、梅が全部梅酢に浸るようになったら重石を半分に。
6.お好みで紫蘇を入れる
7.3週間から1ヶ月漬けたら晴れの日が3日続きそうな時を狙って土用干し
8.3日干せたら保存容器に詰めて出来上がり!
(よく店頭で見かけるLサイズだと50粒前後ですが、かなりばらつきます)
初めて作るなら、失敗の少ない18%がおススメです。
それでもカビが心配なら20%で作ってみましょう。
16%未満の減塩梅干は難しいので、梅干作りに少し慣れてからチャレンジしましょう。
紫蘇は入れる?入れない?赤梅干と白梅干
小梅の時期は、まだ紫蘇があまり出回っていないこともありますが、大きい梅の時期には紫蘇もよく出回るようになります。
やっぱり紫蘇が入ると目にも鮮やかで、梅干らしいですよね。
では紫蘇の入れ方をご紹介しますね。上記作り方の6のところで行います。
【材料】
紫蘇の葉 梅の重さの10%くらいを目安に
塩 適量
1.紫蘇は茎から葉っぱをもいで、葉っぱだけを使います。まずはよく洗いましょう。
2.紫蘇に塩をふってよく揉みます。いわゆる塩もみですね。
塩の量は適当で構いませんが、紫蘇の葉100グラムに対して
大さじ1杯くらいを目安にするとよいでしょう。
3.よーく揉むと黒っぽい水が出てきますので、紫蘇をよく搾って水を全部捨てます。
灰汁抜きの作業です。
4.もう一度塩をふって、よく揉んで、水を絞りきって捨てます。
灰汁抜きは2回する、ということですね。
5.紫蘇を少しほぐして、ジップロックの中から梅酢をオタマに数杯取り出して紫蘇にかけます。
きれいな赤色に発色しますので、梅酢と紫蘇をよく馴染ませて、
梅酢ごとジップロックに戻します。
紫蘇が全部梅酢の中に浸かるようにして、ジップロックのチャックをしっかり閉めます。
空気が入らないように!
この時使うオタマは焼酎で消毒してくださいね!
ここまで出来たら作り方の7に戻ればOK!
このひと手間で、赤いおなじみの梅干が出来ちゃいます!
自家製梅干し 2011 06 23
https://youtu.be/IZxRl-0xZXI
こちらの動画は紫蘇を入れるところまで手順が詳しく紹介されていますのでお勧めです。
2分50秒くらいのところから紫蘇の説明が始まります。
難しい土用干しのタイミング
塩に漬けるところまではうまくいっても、土用干しのタイミングがなかなかうまくいかないことって結構あるんですよね。
梅雨が長引いたり、ゲリラ豪雨が心配だったり。
自分が外出などで梅干をかまってあげられないこともあります。
そんな時どうするか...
土用干しは、通算で3日干せればいいので、晴れた日だけ干して、雨の日は部屋の中に取り込んで、ほこりが付かないようにラップをするなどして保管して、また干して、でも大丈夫。
ざるで干さなければならない、ということもないので、お皿など梅が広げられるものならなんでもいいです。
要は、通算して3日間、しっかり満遍なく干せればOK!
外出中に夕立が来そうだなぁ...
という時も、いったん取り込んで、帰ってきたらまた干せばいいんです。
または、晴れが三日続きそうなタイミングが来るまで
漬けっぱなしにしておいてもいいんです。
夏の暑い太陽で干すのがポイントですから、遅くとも8月中くらいには干しを終えましょう。
雨ばっかり~と思っても、意外と何とかなりますから、焦らず気長にやりましょう!
どうしても干せない!!
という場合は、干さずにそのまま梅漬けとして食べたっていいんです。
干していない梅漬けは柔らかで、梅干とは少し違う味わいで、これもまたおいしいですよ。
梅干の保存方法はビンに入れるのがおススメ
干しあがった梅干は、保存容器に入れて保存します。
どんな容器で保存するかなんですが、やはりガラスビンがお勧め。
煮沸消毒してから使えば長期保存にも耐えられますからね。
2キロあれば一つの容器に入れるよりも、いくつかに小分けした方が、衛生的にもいいですね。
梅干といえども、ふたを開けて空気に触れれば触れるほど傷みやすくなりますし、おいしさにも影響してきます。
ビンできっちり封をしておけば、その間も熟成が進みますし、新しいビンを開けるたびに、どんな味になってるかな~という楽しみも増えますよ!
すぐに食べる分は、タッパやジップロックに入れてももちろん大丈夫。
ジップロックなら簡単ですし、意外と融通がききますから、マイペースに作ってみては?
自家製梅干、おいしいですよ!