大阪の夏と言えば天神祭、打ち上げ花火を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
大都市、大阪だけに毎年多くの人出にぎわうので、人ごみが苦手な人はちょっと尻込みしてしまいますよね。
天神祭の奉納花火としての打ち上げ花火。
見どころは他にもたくさんあるので、出かけてみませんか?
この記事の目次です
天神祭ってどんなお祭り?
大阪「天神祭」は、東京「神田祭」、京都「祇園祭」と並んで「日本三大祭り」とされていて、
毎年130万人もの人出でにぎわいます。
大阪では愛染祭、住吉祭とともに、大阪三大祭りのひとつとも言われています。
大阪天満宮に祀られている菅原道真公(天神様)の命日にちなんだお祭りで、
市内の繁栄ぶりを道真公の御神霊に見て頂き、更なる繁栄を祈願する為に氏神様を巡行します。
毎年日程は7月24日が宵宮、25日が本宮と決まっていますが、それまでにもさまざまなイベントが行われます。
https://youtu.be/uiMLNwBaDzo
花火は1分頃から始まります。
画面を大きくしてみて下さいね。
天神祭の見どころって花火だけ?
天神祭の見どころは、本宮の日に巡行される、陸渡御(りくとぎょ)と船渡御(ふなとぎょ)です。
陸渡御は、総勢3000人の大行列が、船渡御の乗船場の天神橋までの間を、
老松町通、新御堂筋、市役所北側を通って約3kmのコースを歩いていきます。
ちなみに女性ばかりで担ぐので有名なギャルみこしは、7月23日大阪天満宮の表参道である
天神橋筋商店街などを巡行します。
毎年、ギャルみこしに参加する為の面接選考会や練習風景が地元では話題になっていてニュースにも登場しますが、
6時間以上もの巡行には、かなりの体力と気力が必要なようですよ。
船渡御は、ご神体などをのせた総勢100隻以上の船を大川に浮かべて曳航する行事です。
曳航せず、岸にとどまる船の上では奉納舞などが披露されて神様に捧げられます。
この奉納の一部として、花火を打ち上げるのです。
打ち上げ数5000発は、花火だけの規模としては、それほど大きくないのは、奉納の花火だからですね。
それでも、船渡御の船が灯すかがり火と花火と川面のきらめきは圧巻です。
花火打ち上げ日程と時間、交通規制
7月25日、19時~21時が奉納花火の時間です。
荒天の場合は中止で順延はない為、お天気になるのを祈るしかありませんね。
打上場所は大阪市北区、桜ノ宮公園グランドと川崎公園(造幣局横)で、
大川をはさんだ対岸2か所からの打ち上げとなります。
この花火大会ならではの花火が、オープニングを飾るオリジナル花火「紅梅」と「文字仕掛け花火」です。
「紅梅」は菅原道真公にちなんだ梅鉢形で、「文字仕掛け花火」は、協賛企業の名前などが入ったものです。
文字仕掛け花火は、川崎公園で上げられます。
主な交通規制は、大川より西側は15時30分頃から23頃まで、大川より東側は8時頃から23頃までで、
歩行者天国の川崎橋は18時頃から23時頃まで通行止めになります。
地元民のみが知る花火の穴場スポット
大阪天神祭の花火は、飛行機の航路の関係から、打ち上げの高さが低く、
花火を満喫するには、大川近くでないと、物足りなくなってしまいます。
一番のおススメ穴場は、JR桜ノ宮駅から歩いて5分位の都島橋です。
打ち上げ会場から少し離れている為比較的混雑が少なく、花火の向こうに大阪城も見ることができます。
それでも混雑は予想されますので早めに行って下さいね。
さらに、もう少し上流の飛翔橋もおススメです。
もっと見たいなら、源八橋、桜ノ宮橋、川崎橋が良く見えるのですが、混雑しますので、
早くから行っておくことをおススメします。
間近で見れなくてもいいのなら、かなり離れますが梅田の阪急32番街の
レストランフロアのお店を予約するのはどうでしょうか?
花火が見える側と見えない側があるので席も含めてお店に確認が必要ですね。
また、かなりの人出なので、帰りの駅もかなりの混雑が予想されます。
JR環状線の桜ノ宮駅は避けた方が良いでしょう。
JR東西線の大阪城北詰駅や大阪天満宮駅、地下鉄谷町線の天満橋駅、地下鉄堺筋線の扇町駅、南森町駅が比較的乗りやすいので、少し余韻に浸りながら歩くのもいいのではないでしょうか。
JR環状線なら、天満駅なら比較的空いていますが、桜ノ宮駅の隣の為、大阪方面へ行くのなら他のルートの方が無難です。
2015年の大阪天神のまとめ
大川沿いにはたくさんの会社やビルがあります。
そこで働いている友人がいれば、屋上に連れて行ってもらって花火が見れるのですが、伝手が無いと無理な話です。
でも、本当は地元民はそうしている人が多く、屋上に上がれるビルはそこのビルに入っている会社の人が、ビールを飲みながら花火鑑賞なんていうのが多いようです。
人ごみのなかでは、くれぐれもスリや置き引きに注意して下さいね。