かゆいのって、がまんできませんね。
蚊に刺された時は、バッテンをつけたり、冷やしたりしてかゆみから気をそらす人もいるのでは?
でも、原因の解らないかゆみが、ストレスだったり、ダニだったり、意外な原因だったりするんです。
基本的なかゆみのしくみから、考えられる原因までいろいろと調べてみました。
この記事の目次です
なぜカラダが痒くなる??かゆみの仕組みについて
かゆみが起こる詳しいしくみについては、まだまだ解っていないことも多いのですが、
皮膚に存在する肥満細胞と呼ばれる細胞から分泌されるヒスタミンがかゆみを引き起こす重要な役割を果たすことが知られています。
ヒスタミンは、痛みやかゆみを司る「知覚神経」に作用し、その刺激がかゆみとして脳に伝えられると同時に、その刺激は神経の末端にも伝えられ、神経ペプチドと呼ばれる神経伝達物質を放出させます。
そして、この神経ペプチドは肥満細胞を刺激し、さらにヒスタミンを分泌させます。
かいていたら、どんどんかゆくなってきた、というのはこういうことからなんですね。
また、ドライスキン(乾燥肌)もかゆみのしくみの原因と考えられています。
正常な皮膚の表皮は、水分と油分(皮脂)によって、外部からの異物が侵入するのを防ぐ役目をしていますが、皮膚が乾燥していると、水分や油分が少ない状態なので外からの刺激に対して無防備なのです。
ですから、少しの刺激でも敏感に反応して、かゆみをもたらしてしまいます。
突如襲われる全身の痒み...カラダ全体がかゆい時、考えられる原因は?
かゆみの原因はなかなか特定するのが難しいのですが、
寝ていてかゆくなったのならダニが考えられます。
ダニはかまれたところが腫れてかゆくなりますが、部分的な場合がほとんどです。
しかし、目に見えないほどのダニの死骸を吸い込むということもあり
その場合はアレルギー反応が出て全身がかゆくなります。
肝臓病や、糖尿病、肝臓病、甲状腺疾患など内臓の病気でも、全身がかゆくなることがあります。
また、ストレスや精神的な病気でも、かゆみが出てきます。
他に考えられる原因は、
衣服や下着の素材が肌に合わない
洗濯洗剤が肌に合わない
塗り薬、貼り薬、化粧品、ローションなどが肌に合わない
なども考えられます。
普段使っているものを変えてかゆくなったら、ちょっと疑ってみてください。
ストレスと痒みの連鎖に注意
イライラしたら頭をかくとか、緊張すると顔をさするとか、精神的に追い込まれたりした時に、
どこかをかくことがくせの様になっている人もいるのではないでしょうか?
https://youtu.be/-qg598Nxqs8
ラッコものんびりしている様で大変なのかも??
心の状態とかゆみは密接な関係にあり、精神の状態がストレスによって不安定になるとかゆみが現れます。
かくと一瞬気持ちが良くなりすっきりしますが、その後でまたかゆくなります。
かくことで皮膚の状態が悪化するとまた違ったストレスが生まれます。
元々落ち込んだり、精神的にまいっている時に、皮膚のトラブルが起きて余計にイライラすることにならない様、ストレスが痒みの原因かな?と思った時には、注意して下さいね。
そして、元々のストレスの原因を緩和させたり、かゆみを押える処置をしたり、
どちらかからでもいいので、トラブルを取り除く様にしてみてください。
また、アトピー性皮膚炎の人も、こちらはかゆみが先で、かゆみとストレスの連鎖が起こります。かゆみを忘れるような、気晴らしが出来ればいいですね。
掻いちゃダメって言っているけど、どうしようもなく痒い時の対処方法は?
かゆい時の対処法は、蚊やダニなど原因がはっきりとしている場合はそれに合った薬を塗ることでかゆみは治まります。
ダニの場合は、布団を干したり、布団用のクリーナーをかけたりしましょう。
布団を干すということは、気持ちよくなり、
気分的にすっきりすることが、間接的にかゆみを抑える事につながるとも言われています。
はっきりとした原因が解からない時は、皮膚科で診てもらうのが一番良いです。
皮膚の状態はいいけどかゆい場合は内科でもかまいません。
原因が解からずかゆみが長く続いている時は、放っておかずに病院に行ってくださいね。
かゆみ止めの市販薬もたくさん売っていますが、種類も多く、結構高価ですよね。
買ったけど合わなくて別のを買いなおしたりしているより、病院に行った方が安くて早く治った
なんてこともありそうです。
全身がかゆい原因まとめ
かゆみは、普段よくあるものですが、原因にはストレスや内科的な病気など、色々あるんですね。かゆいだけで病院なんて大げさな、と思わずに、病院に行くことも必要かもしれません。