
子供がもうすぐ3歳になろうとするのに、まだ全く言葉が出ない。
なんとなく他の子と比べて飲み込みが悪い気がする。
いつも落ち着きがなく動き回っている。
など、お子様にちょっと変わった点があることが心配になることがあるかもしれません。
そんなとき、一度疑わなくてはいけなし症状がADHDと呼ばれる発達障害についてです。
ADHDとは多動性・衝動性・不注意を特徴とする発達障害の一種で知的障害は伴わないものです。
ADHDの場合子供はじっとしていられなかったり我慢がなかったり集中力がなかったりします。
このようなADHDの診断は4歳頃までにその兆候が気づかれることが多いことから3歳頃に受けられることも多いです。
そこで今回は、3歳児のADHDの診断について考えてみたいと思います。
子供の個性と決めつけるのはちょっと危険!?3歳児とADHDの関係
先にも述べましたが、ADHD児の多くは4歳までにその兆候が見られます。
3歳を目前にした「言葉が出てくるはずの時期」や「行動に自我が伴ってくる時期」にも「少し他の子と違うのではないか」という疑問が浮かびやすい時期です。
また3歳前後であればまだ幼稚園も始まっておらず、この時期に診断を受ければ、社会との摩擦が生じる前にはっきりしたことを知ることができます。
ですので、3歳前後でADHDの診断を受けるケースは相当数存在しますし、診断を受ける時期としても適切であると言えるのです。
違和感を感じ3歳でADHDの診断を受けるとき
3歳前後でADHDの診断を受ける場合、どうしても判断が主観的になり誤診も相当数ありますので、まずは慎重に時間をかけて判断してくれる信頼に足る専門医を探しましょう。
そして診断結果、お子様がADHDであると判断された場合も落ち込んではいけません。
ADHDも子供の大切な個性ですし、ADHDはその出方によっては天才的な能力を発揮する要素となります。たとえばあのスティーブ・ジョブズ氏やウィル・スミス氏も、ADHDであることが明らかになっています。
またADHDは治療可能な症状です。専門医の適切な指導のもと、その子に合った治療をゆっくりと子供と向き合いながらすすめていくようにしましょう。