
ADHDは慢性的な発達障害のため、治療するためには定期的な診療が必要です。
完治することが難しい障害なので、毎月かかる治療費用について気になる方も多いでしょう。
この記事では、ADHDの治療内容や実際にかかる費用について説明します。
この記事の目次です
ADHDの治療内容
ADHDの治療はまず診断、検査から開始されます。
ADHDと診断された場合、薬物治療と心理社会的治療によって症状の改善をします。
●ADHDの薬物治療
ADHDの治療には「アトモキセチン」「メチルフェニデート」などの薬物が使用されます。
これらの薬は脳内の神経伝達物質「ノルアドレナリン」「ドーパミン」を促進する働きがある為ADHDの治療に高い効果を得られます。
副作用が強いと言われていますが、ADHD症状の緩和に効果的な薬として
他のページで紹介しているストラテラやコンサータという薬があります。
●心理社会的治療
心理社会的治療は生活習慣や人間関係を見直し社会に適応できるよう指導する治療方法です。
家族が家庭環境を整えるための指導を受ける
本人の社会適応能力を指導する
などがあります。保険診療と保険適応外診療
ADHDの治療は全てが健康保険を適用されるわけではありません。
MRIや脳波といった専門的な検査や多くの心理社会的治療は保険適応外診療です。
その為保険診療に加え保険適応外診療を受けると治療費用は高額になります。
薬物治療は「アトモキセチン」「メチルフェニデート」が保険適応されますので費用は抑えられます。
ADHDの治療費用
ADHDの主な治療法である薬物療法の毎月の費用は
保険適応で1万円から2万円程度が一般的です。
薬物療法以外の保険適応外診療を加えますとさらに1万円から3万円ほど費用が加わります。